100kmウォーク、ウルトラウォークが跳ねない理由を考えてみた

何故、マラソンに比べてマイナーか

100kmウォーク、ウルトラウォークは明らかにマラソン、ウルトラマラソンに比べてマイナー競技です。

参加人数も多くの大会で「定員割れ」を起こしています。

何でだろう?と参加しながら色々考えていましたが簡単にまとめてみました。

イベントが跳ねない理由

  • 時間が掛かり過ぎる
  • イベント難易度と参加者のギャップ

これかな。

この2つが全てな気がします。

週末が丸々吹き飛ぶ

マラソンはゆっくり楽しんでも半日。ウルトラマラソンも「日帰り」が十分に可能です。

一方のウルトラウォークは1泊2日です。圧倒的に早くても16時間あたりでしょうか。

これが痛い。

土曜出発の日曜ゴールだと週末が1つ完全に潰れますので「気軽に参加」し難い状態です。

だから結果的に「ガチ勢」の割合が大きくなるのも仕方無しかもしれません。

イベント難易度と参加者のギャップ

これも大きいかと。

100kmはイベント的には「ガチ系」だと思います。

ですが、参加する側は割と「走るのはキツイけど、歩くならいけるっしょ!」的な勢いで参加する方やグループが割と多いです。

そうなんです。いきなり100kmウォークから入る人が多い。

それは「間のイベントが無い」事が原因かと思います。最近やっとエクストリームウォークがビギナークラス以外にも50km、Extra等のエンジョイ寄りの大会を開いてくれる様になりました。

まずはそこで「腕試し」をしてから100kmウォークに挑む方が無難です。

ですが「ロマン」求めていきなり100kmチャレンジの方が割と多いと思います。

だから「苦行」になり易く「根性試し」の様な展開になるのです。

100kmウォークは十分にアスリート側の領域です。

  • 足の爪を剥がし
  • 爪が真っ黒に染まり
  • マメが幾つも潰れ
  • 関節の痛みをこらえて

これは「自分と向き合う」「自分を超える」ではありません。単なる「無鉄砲」です。

これでは「楽しかった~!次も出よう!」とはなり難い。「もうお腹一杯」となるかDNFにより「何が何でも次は完歩する!」という意地による再戦決意に繋がり易いです。

これではイベント間口が広がり難いだろうなぁ。。。と。

その他の理由を考えてみた

それ以外にも思いついたものをいくつか。

「お祭り感」が薄い

これも大きいかな。

マラソンとの圧倒的な差はこれです。

社会的認知度が低い為の孤独なイベント感。

マラソンは沿道の応援が凄い、認知が凄い。車道まで使える。完全に「非日常」であり「お祭り」です。

100kmウォークは日常の中を淡々と歩き続けるだけ

「スタート」と「ゴール」は「お祭り感」で一杯ですが「間」が余りに寂しい。

個人的な例外は「おか100」です。あのイベントは一番「市民マラソン」のノリに近い大会でした。一般の方からの応援がとても多かった。

参加した事は無いですが「行橋~別府100キロウォーク」も市民マラソンに近い印象です。

参加コストが高い

これも大きいかな。

  • 参加費
  • 移動費
  • 宿泊費

参加費と移動費だけでも2~3万飛ぶのはザラ。そこを節約すると今度は体力が削られて大会を存分に楽しめなくなります。

これだけ長丁場のイベントなのでコストが割高になるのは仕方が無いと思います。

時間的コストも経済的コストも掛かるので「贅沢なイベント」なのかもしれません。

次の記事

ミサトっ子おじさんにとっての100kmウォークとは。

良ければ読んでみて下さい。

>>>ミサトっ子おじさんの100km

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